ディフェンスに違いをもたらし、兄とは違う自分の道を切り開くことを望むマーク・ガソル

マーク・ガソルは、兄であるパウ・ガソルの足跡を辿ることを求めているわけではない。マークは、パウがしたのと同じ成功、つまり優勝をレイカーズで楽しむことができるだろうと期待している。

“Marc Gasol wants to forge his own path with the Lakers”(SBNATION)

2007年、ロサンゼルス・レイカーズは2巡目に40位と48位で選手を指名した。40位でドラフトされた中国のスン・ユエは、短い期間で10試合に出場しただけだった。レイカーズは2009年にユエを手放した。

48位のピックで、レイカーズはマーク・ガソルをドラフトした。しかし、マーク・ガソルは一度もパープル&ゴールドのユニフォームを着ることはなかった。なぜなら、レイカーズはマークとの交換で、兄であるパウをグリズリーズから獲得するブロックバスタートレードをしたからだ。

マークは、パウがレイカーズでプレイしていた7年間でロサンゼルスの街をよく知るようになったし、パウがチームで親交の深い人々とも知り合いになったが、その時代はマークのものではなく、パウのものだった。そして今、それはマークの番となった。

マークは正式にレイカーズの一員として紹介されると、ロサンゼルスで兄とは違う、自分自身の道を切り開くことを熱望しているようだった。

ご存じの通り、このチームには、多くの歴史、多くの話題がある。しかし、私にとって最も重要なことは、自分がコート上でどうチームにフィットするか、そしてどうやってチームを助けられるかということ」。

“Marc Gasol wants to forge his own path with the Lakers”(SBNATION)

兄のパウとは異なり、マークは経験豊富で実績のある選手としてレイカーズにやってきた。マークは12年のキャリアの中で、オールスターゲームに3度出場し、2度のオールNBAチームに選出され、最優秀守備選手賞を1度受賞し、2019年には自身初となるNBAチャンピオンに輝いている。

現在マークは35歳となり、キャリアの全盛期は過ぎているかもしれないが、レイカーズが連覇を果たすために貢献できると自信を持っており、チームの幹部はFAの中で行われた彼との会話で、マークが考えるのと同じようにチームも感じていると彼に伝えている。

決め手となったのは一つだけではないと思う。もう一つのチャンピオンシップを勝ち取るチャンスがあることもうすでに成熟したチームで貢献するということ偉大なチームの一員になること。そして、コーチやGM、そしてすべての人が、私がチームに貢献できると思っていると知ることができたこと。私にとっては、それらが大きな意味を持っていた。優勝を目指すチームが、そのような気持ちを伝えてくれたことは、私にとっては何物にも代えがたいことだった」。

マークは、自身の優勝の経験とそのメンタリティーをレイカーズのロッカールームにもたらすだろう。また、彼にとっての新しいチームで、より多くの成功、より熱心な働きをもたらすつもりだ。

選手たちはより多くの勝利に飢えている。それは、1度優勝したら終わり、というようなものではない。ロッカールームの全員がより多くの勝利を望んでいる。なぜなら、それが彼らが彼らであるゆえんだからだ。それを見た時、本当に新鮮だった。全員が同じページにいるんだ」。

“Marc Gasol wants to forge his own path with the Lakers”(SBNATION)

マークはレイカーズに、彼のパスとシュートの高いスキルでオフェンスに違いをもたらすだろう。しかし、彼のプレイスタイルがレイカーズの昨季の戦い方とは異なっていたとしても、彼はチームにもたらせる最も大きな違いはディフェンスにこそあると彼は知っている。

私はジャンプする必要が出てくる前に、まずしっかりスペースを確保する。ご存じの通り、私は空中で長くジャンプしていられない。それを補うために、私の本能的な力、私のゲームに対する知識や理解、そしてオフェンスが攻めてくる前に私がコート上で学ぶ情報すべてを駆使していく」。

私はセンターとして、コミュニケーションを多く用いるコミュニケーションは信頼を築き、問題を解決するものだと思う。問題が発生したときはいつでも、私たちは素晴らしいコミュニケーションを取ることができる。私たちは同じページにいるつもりだ。なぜなら、ゲームに勝つためにはディフェンスが必要だからだ」。

ガソルは2012-2013シーズン以来、オールディフェンシブチームから遠ざかっているが、彼はまだリーグでより影響力のあるディフェンシブセンターの一人だ。昨季ガソルは、ディフェンシブリアルプラスマイナス(3.42)というスタッツで、センター部門で5位にランキングされ、ポジションを問わない全体の中でも、リーグで7位にランキングされた。言うまでもなく、彼はチームが求めている人材として最適だ。

年齢に対するガソルの総合的な体力について、若干不安は残っているものの、ガソル自身はオーランドのバブルの中で見せた残念なプレイとは別れを告げることに意欲を見せている。それができれば、兄・パウのようにレイカーズの歴史に名を残す可能性は十分にあるだろう。

JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

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