「歩き方、走り方、跳び方を学び直した」。アキレス腱断裂からの完全復活が迫るKD

アキレス腱を断裂してから約1年半が経過したケビン・デュラントが、「歩き方や走り方を学び直す必要があった」と、リハビリの早い段階から抱えていた苦悩についてつぶさに語った。

“Kevin Durant had to relearn how to walk, run and jump”(BASKETBALL NEWS)

「私にとって、まったく新鮮なことだった。それまで、それに近い経験をしたことがなかった」とデュラントは語った。「最初の3~4カ月間は歩くこともできず、何をするにも補助を受けなければならない生活は本当に大変だった。私は以前にも手術やケガを経験してきたが、回復に最も期間を要したケガでも3カ月だった」。

アキレス腱の断裂から初めて歩けるようになるまでの最初のフェーズは、3〜4カ月。歩くことも走ることもできず、専用のスクーターを使わなければならなかった。最初はまた歩くことを学び、その次は走り方を学ぶ。そしてその次に跳び方を覚え、それから再び早いスピードで動く体に慣れていく必要があった。それを考えると、歩ける、走れる、跳べるようになるということの偉大さは、過小評価されていると思う。人々はそれらの重要性に気づいていない。 アキレス腱や周辺の靭帯は、体の中でも最も強い靭帯の一つだが、断裂した後は周辺の筋肉を強化する必要があり、それにはまた長い時間がかかる」。

デュラントはブルックリンで行われたトレーニングキャンプ初日、個人のワークアウトを行った後にこう話した。ネッツはNBAのルールの下、土曜日までチームの全体練習を行えない。2020-2021シーズンのプレシーズンゲームの直前にようやく全体練習ができるようになるが、ごくわずかな期間しかない。そして、12月13日の日曜日にワシントン・ウィザーズと対戦する。レギュラーシーズンの詳細なスケジュールはまだ発表されていない。

そのウィザーズとの最初のプレシーズンゲームは、デュラントだけでなく、彼と同様にアキレス腱の断裂からの再起を図るジョン・ウォールの両者にとって、非常に意味のある試合となる。デュラントは、彼と同様リハビリのために長期間欠場してきたウォールと「深い会話」を持ち続けてきたと述べた。

“John Wall says he’ll try to help sell Kevin Durant on playing for Wiz”(ESPN)

デュラントが復帰した場合、2019年6月10日のNBAファイナルのゲーム5、トロント・ラプターズ戦で負傷して以来の試合となる。当時はまだゴールデンステイト・ウォリアーズに在籍していた。昨年のオフにネッツに加入した後、2019-2020シーズンはユニフォームに袖を通すことはなく、3月にはコロナウイルスにも感染していた。

デュラントは、彼のリハビリ中に特に新しい趣味ができたわけでもないという。毎日のように試合に追われる生活を送らなければならないNBA選手にとって、そういった日常から離れて「自分の時間」を楽しむ充実した時間となった。一方で、レイカーズが王座に就いた頃、デュラントはハイギアに戻っていた。彼とカイリー・アービングは毎日のようにワークアウトをしているという。

「一貫して取り組み続けることが大切だ。私たちは週4〜5回、ワークアウトを続けた。ようやくこのレベルにまで戻ってきて、またアップダウンのあるプレイを始められたのは良かったよ」。

クリッパーズから新しく加入したランドリー・シャメットは2人の状態についてこう語る。「2人とも、良い状態のように見えた。KDも良い感じだし、カイリーも良い感じだった。私は彼らではないから、彼らの真のコンディションはわからないし、あとどれだけのことがリハビリのために残されているのかもわからないが、外から見ている感じでは、2人とも本当に良い状態のように見える」。

ただ、新HCのスティーブ・ナッシュは、アキレス腱の断裂から復帰するデュラントと肩の手術からの復活を果たすアービングのいずれもが、来季の72試合すべてをプレイすると期待することは非現実的だ、と慎重な姿勢を示す。

しかし、デュラントとアービングが同じコート上でプレイすることは、この1年半ほどずっとネッツが待ち続けていたこと。このデュオがもたらす効果は間違いなく、それだけの長い時間待ち続けただけの価値が必ずあるだろう。■

JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

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