カーメロのブレイザーズ帰還のために尽力したリラードとマッカラム

カーメロ・アンソニーはここ数年間いくつかのチームを渡り歩いた末、昨季ブレイザーズで往年の輝きを取り戻すことができた。チームメイトのブレイザーズの二枚看板であるダミアン・リラードとCJ・マッカラムは、このオフにカーメロのブレイザーズ帰還のために力を尽くしていたことを明らかにした。

“Damian Lillard and C.J. McCollum personally campaigned for Carmelo Anthony to return to Portland”(Ahn Fire Digital)

The Ahleticのジェイソン・クイックは、アンソニーがブレイザーズへの復帰を決心したのは、リラードやマッカラムのような選手が自分自身に対して熱心に働きかけてくれたからだと語った。

リラードいわく、チームが彼の復帰を望んでいたかどうかについてはアンソニーにはわからなかったようだが、リラードが「チームを強化するために君のようなベテランが必要だ」とオフシーズンの多くを費やし伝えたという。「私は彼に戻ってきてほしいということ、そしてなぜそれに価値があると感じるのかについても伝えた」。

マッカラムもリラード同様、頻繁にカーメロとコンタクトを取っていた。「私はただ、一人の選手として、一人の人間として、彼について個人的にどのように感じているかを伝えただけだよ」。

また、2人ともが、アンソニーに戻ってきてほしいという思いと同時に、率直な思いも伝えていた。ブレイザーズはディフェンスを改善する必要があり、そのためにチームは、ロバート・コビントンをトレードで獲得し、ロドニー・フッドと再契約し、デリック・ジョーンズJr.と新たに契約を結んだ。1月にザック・コリンズも復帰する予定であり、フォワードのポジションは昨季よりはるかに層が厚くなった

私は本当に正直で率直だ」と語るマッカラム。「私は彼がチームをどのように助けられるか、そして彼がチームに戻り再びプレイする姿が見たいと伝えた。しかしながら、NBAはビジネス。彼は彼にとって最善のことをしなければならないから」と、難しい心境だったことを明かした。

“Why Carmelo Anthony’s Comeback Has Been Smoother Than Expected”(Sports Illustrated)

アンソニーはかつてドラフトで1巡目3位で指名された逸材だ。そんな彼も今季で18年目のシーズンを迎え、フォワードのポジションでは激しい競争が繰り広げられるであろう中で、ブレイザーズへの復帰に不安を募らせていたことだろう。

しかし、昨季シーズンが終了した直後にも、「来季もポートランドにいられることを祈っている。ポートランドに自分の居場所を見つけたと思っている。この組織、そしてチームメイトとうまくなじむことができ、彼らも僕になじんでくれた。このチームこそが最も自分に合っていると思う」とカーメロは語っており、ブレイザーズへの特別な思いはずっとあった。最終的には、その当初の思いと変わることはなく、リラードやマッカラムらブレイザーズのメンバーの影響もあって、1年契約を締結することができた。

ウエスタン・カンファレンスのプレイオフのファーストラウンドで、レイカーズを前に5試合で敗退することになったアンソニーやチームメイトは、今季はポストシーズンでさらに深みを増したいと考えている。才能豊かな選手がそろったフォワード陣だが、カーメロに豊富な経験とベテランとしての老獪さはチームに欠かせない力となってくるだろう。

2016-2017シーズン以来、アンソニーにとって一つのチームに長く留まることは難しくなっており、ブレイザーズは4年間で4チーム目となるが、2年目のシーズンを迎えるということは、アンソニーにとってブレイザーズが最高の居場所になっているのは間違いないようだ。■

JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

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