レブロン・ジェームスが明かしたレイカーズと2年の契約延長を結んだ理由。「息子・ブロニーとの将来性」

レブロン・ジェームスいわく、ロサンゼルス・レイカーズと結んだ2年8,500万ドルの契約延長において、最も満足しているのはお金ではないという。また、この契約延長は、彼がNBAで20年のシーズンを送るということを保証する事実でもなく、30代後半になってもリーグでトップに君臨し続けていることに対して十分に取り組んできたという誇りのために結んだものでもない。

“LeBron James calls fan who threw debris at his son during game ‘disrespectful’”(The Orange County Register)

レイカーズと結んだ新しい契約について、レブロンが本当に期待しているのは、息子である16歳のブロニーとレブロン自身の将来をつなぎ合わせていけることだ。

最も素晴らしいのは、FAに入る年がブロニーが高校を卒業する年と同じになることだ」と、トレーニングキャンプ開始後初となる記者とのビデオ取材で、ジェームスは語った。「個人的な意見ではあるが、私にはいくつかのオプションがある。家族の側にいること息子とより多くの時間を過ごすこと、または心身ともに健康を維持しながら愛するこのバスケットボールのゲームでプレイし続けること。いずれわかるだろう」。

ジェームスが語った彼が持つオプション3つについて、少し掘り下げて考えてみよう。

1. 家族の側にいること引退の可能性。契約満了時に38歳となるレブロンは、家族と過ごす時間を優先し、引退を決断するかもしれない。

2. 息子とより多くの時間を過ごすこと息子・ブロニーと共にプレイする可能性。ブロニーが高卒でNBA入りを果たせるようになっている前提で考えてみると、ブロニーがドラフトで指名されるチームと、レブロンがFAとして契約する可能性もあるかもしれない。もちろん、レイカーズで合流する可能性も十分考えられる。

3. ブロニーとは関係なく、現役を続行する可能性。ブロニーがドラフトで指名されたとしても、それがレイカーズであるという保証はなく、むしろその確率でいうとかなり低いだろう。ブロニーの動向とは関係なく、心身ともに健康である限り、過去にも発言があったように、レイカーとしてキャリアをまっとうするとしても、それはまったく不思議なことではない

ブロニーは現在、カリフォルニア州チャッツワースにあるシエラ・キャニオン高校の2年生。188cmのガードであるブロニーは昨シーズン、ベンチからスーパーサブとして出場し、華々しい活躍を見せた。

2005年に廃止された高校卒業直後のドラフトが認められるかどうか、また今後数年の間にブロニーがプロ入りの可能性を得られるような成長を遂げられるかどうかは、これからわかってくるだろう。

“LeBron James: Best thing about extension is potential future with son”(ESPN)

ジェームスがブロニーと一緒にリーグでプレイする可能性について口にしたのは、これが初めてではない。

私の人生で最も偉大な成果は何かって? NBAの舞台で息子と同じコートに立つことだと、2018年のNBAファイナルに向けたABCの制作番組でジェームスは語っていた。「それはNBA選手として、人生でNo.1の出来事になるだろう。息子が14歳になろうとしている今(当時)、それについて考えていたし、もしかしたら予想よりもう少し早く実現するようになるかもしれないね」。

今回の延長期間が満了すると38歳になるジェームスは、2022-2023シーズン以降にどのくらいの期間プレイするかについては明言しなかった

私は自分自身については、あまり先のことは考えていない」とジェームスは話す。「私はただ、今のうちにできる限りのことをして、何が起こっていくかを見守っているだけだ。18年連続でトレーニングキャンプに参加できたことは本当に恵まれていることで、それを当然だとして受け止めることはないだろう」。

今季、ジェームスは彼のキャリアで4回目となるディフェンディングチャンピオンとしてのシーズンを送る。ジェームスは2012年にマイアミ・ヒートでキャリア初の優勝した後、2013年に連覇を達成した。しかし、過去3回の挑戦で連覇を達成したのはその1回のみ。2014年のヒート、2017年のクリーブランド・キャバリアーズでは、あえなくNBAファイナルで敗退した。

私が思うに、連覇のためのブルズアイ(ダーツの中心円のこと)はさらに大きくなっていると思う」と、ジェームスは連覇に向けた挑戦について尋ねられたときに語った。「私個人としては、ブルズアイはリーグに入って以来、常に私の周りにあったように思う。一方で、レイカーズというフランチャイズにも、ずっとブルズアイはあるんだ」。

連覇への道のり、レブロンにとって18年目のシーズンは、クリッパーズとの試合を皮切りに4試合あるプレシーズンゲーム、そして12月22日の開幕戦から始まる。

「精神的に最高の状態にあるよ。私自身も健康だし、家族も健康だ。人生の中でも、本当に良い状態にある。私は大丈夫だよ」。■

JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

Similar Articles

Comments

返事を書く

Please enter your comment!
Please enter your name here

Most Popular

暴かれたロケッツとハーデンの闇

2人のオーナーと4人のヘッドコーチによってたすきをつないできたジェームス・ハーデン時代のヒューストン・ロケッツの文化は、元スタッフによるこの短い言葉に集約されるかもしれない。 「Whatever James wants.(ハーデンが望むことなら何でも叶えよう。)」

NBAキャリア13年のコーリー・ブリュワーが守れなかった現役選手とは?

圧倒的な運動量と粘り強い執拗なディフェンスで、13年にわたりリーグを盛り上げてきたコーリー・ブリュワー。守備の名手である彼が、NBAの現役選手の中で「守れなかった」選手がいた。 今回は、彼の口から語られた「アンストッパブル」な選手のうち5人を取り上げ、彼がその5人に対してアプローチしていた守り方、その時に彼が感じていた心の内側に迫りたい。ブリュワー自身も語っているが、私たちファンは、思っている以上にNBAのスター選手を守ることの難しさを理解していないかもしれない。ブリュワーはその難しさについて非常に巧みに言語化し、中高生がディフェンスを向上させるのに参考にできる要素がたくさんあるように感じた。一流の選手は、平凡な選手よりはるかに多くのことを思考し、科学していることがわかる。このブログを通じて、それを少しでも肌で感じていただけたら幸いだ。

ラプターズのフォワード・渡邊雄太のバスケットボールの旅に後戻りはない

渡邊雄太を理解するために、物語の成り立ちと、彼が受け入れたチャレンジの旅の物語を知らなければならない。 彼は誰も持っていない強い決意を持ってティーンエイジャーとして地球の裏側からやってきた若者だった。10年ほど前に夢を追いかけ渡米した時には、ありえないと思われた夢を持つ少年だった。彼は誰も知らなかった。彼は誰ともコミュニケーションを取れなかった。しかし、彼は恐れなかった。彼は勇敢だった。

「ルーク・ウォルトン・オールスターズ」に渡邊雄太が選出!

ESPNのザック・ロウが毎年選出する、ジャーニーマンやNBAに生き残るべく戦ってきた選手を称える「ルーク・ウォルトン・オールスターズ」。第10回となる2021年、トロント・ラプターズから渡邊雄太選手が選出された。 ザック・ロウによる渡邊選手の紹介部分を抜粋。内容は以下。