フランク・ボーゲルHCの頭を悩ませるタレン・ホートン・タッカーの目覚ましい台頭

ロサンゼルス・レイカーズの2年目のガード、タレン・ホートン・タッカー(以下、THT)のプレシーズン2戦目の傑出したプレイにより、フランク・ボーゲルHCはローテーションについて頭を悩ませている。

“Photos: Lakers vs. Clippers (12/13/20)”(NBA.com)

THTの33点、10リバウンド、4アシスト、4スティールの大車輪の活躍によってクリッパーズを手玉に取り、131-106で快勝を収めた後、今後THTにどんな役割を与えていくのかと記者から尋ねられたボーゲルHCは、「間違いなく私の仕事はより難しいものになったよ」と嬉しい溜め息を漏らした。

2019年にドラフト2巡目46位で指名されレイカーズ入りを果たしたTHTは、多くの面々が欠場したこともあり、出場時間を多く得られた。レブロン・ジェームス、アンソニー・デイビス、ウェスリー・マシューズ、デニス・シュルーダーは休養のため、コスタス・アデトクンポとデボンテ・ケイコックはリーグの健康と安全のためのプロトコルのための欠場だったボーゲルHCは説明した。

われわれはチームの層が非常に厚い出場時間が保証されている選手は少ない」とボーゲルHCは話す。「THTは高いレベルでプレイし続けるだろうし、それによって他の選手が高いレベルでプレイし続けるようになるだろう。昨季の優勝への道のりの中で長くプレイし、短いオフを過ごした選手たちが担うはずだった大きな役割をこれからTHTに担わせられるという贅沢が手に入れられた」。

レイカーズが前例のない特別なシーズンを迎える中で、THTのような優秀な人材がロスターにいることは祝福だろう。ボーゲルHCが強調したように、THTはスター選手が休んだときにその穴を補うことができる。特に、レイカーズのようなベテランチームの場合、この20歳の若手がリーグで自分の生きる道を見つける姿を目の当たりにすることで生まれてくるエネルギーは、すでにチームに大きな影響を与え始めているようだ。

“Lakers Media Day”(NBA.com)

レブロン・ジェームスはベンチからチームを見守る中で、THTがトラフィックの中でシュートをフィニッシュするために手首を回す姿をマネし、スティールを奪ってそのままフィニッシュまで持っていくのを見て驚きながら頭を振り、またまるでタッチダウンを決めたかのようにして得点した別のシーンでは立ち上がってマスクを外して喜んだ。

祝福だと思っている」とTHTは語る。「他の19歳、20歳でこんな経験ができている人はいるだろうか? ほとんどいないだろうね。だから私は毎日、すべてを吸収し、学び続けるのさ。他のスーパースターがそれに気づくのを見られるのは、本当に嬉しいことだ」。

身長は193cmだが、216cmという恵まれたウィングスパンを持つTHTは、そのリーチを最大限に生かしてディフェンシブエンドのプレイで輝きを放っている。

THTは明らかに若くて、時々ミスもするだろうが、彼にはオフェンスの才能と同じくらいのディフェンスの才能がある。私は、THTがチームにもっとうまくフィットしていくと思っている」とボーゲルHCは喜びを口にした。

THTの持つ潜在能力を見ると、2年前にGリーグから始まり、昨季マイアミ・ヒートとのNBAファイナルのゲーム6で先発に名を連ねるまでに成長した、高いディフェンシブマインドを持つもう一人の若手であるアレックス・カルーソを鏡に写しているかのような気がしてくる。

人それぞれ、その旅路は異なるが、私はAC(カルーソ)の旅路は素晴らしいものだと感じている」とTHTは言う。「毎日、隣にいる彼を見ているだけで、自分がどんな場所にいるのかを測る良い指標になる。彼のような男が近くにいて、彼の成功を見られることで、自分にも同じことができるという自信が与えられるんだ」。■

“Photos: Lakers vs. Clippers (12/13/20)”(NBA.com)

JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

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