シャキール・オニールが明かす、フィル・ジャクソンがレイカーズのHCとして大きなインパクトを与えた理由

今夏、ドキュメンタリー「ラストダンス」のおかげで、伝説のHCであるフィル・ジャクソンについて新たな洞察を得ることができた。私たちは、ジャクソンのユニークなコーチング法や、NBAに移ってくる前のプエルトリコでのコーチング期についても学んだ。しかしご存じの通り、ジャクソンは1990年代にシカゴ・ブルズで6つのタイトルを獲得しただけではない。

Source: “Shaquille O’Neal explains why Phil Jackson made such a big impact as Lakers coach”(CBS Sports)

ジャクソンは、シャキール・オニール、コービー・ブライアントと共にロサンゼルス・レイカーズで2000年代初めに別のスリーピートを達成した。水曜日、オニールはパトリック・ピーターソンとブライアント・マクファッデンとCBSスポーツの「All Things Covered」のポッドキャストに出演し、ジャクソンがこれらのチームのHCとして最適だった理由について説明した。

特にオニールは、ジャクソンが選手に植え付けた自信が鍵を握っていると語った。

フィル(・ジャクソン)を連れてきたのは、私たちを一皮むけさせてくれる誰かを必要としていたからだ。彼が話している姿を見ると皆、彼を信じていた。チームメイトの中には、タイムアウトの時に彼を恐れているような者もいたくらいだ。彼の声の調子や目の表情でわかるんだ。皆、フィルが6回の優勝を成し遂げた様子を見ている。だから、彼は自分が話すことの意味を知っているんだ」。

「それまで私たちは、ウエスタンカンファレンスの決勝で敗退してしまっていた。だから、彼のようなレジュメを持った人間が私たちには必要だったんだ。そして、ロッカールームで彼にこれをやれ、あれをやれ、と導いてもらった。皆、自信を持っていた。私は常にこう言っていたよ。『将軍がパニックになりさえしなければ、チームはパニックにならない」。

“A night with Shaq and Phil: Five war stories from the Hall of Fame duo”(Sports Illustrated)

オニールはまた、自身がジャクソンをレイカーズに招き入れる原動力になったと強調。当時のレイカーズのGMだったジェリー・ウェストに、ジャクソンを獲得するために必要なことは何でもするように進言したと説明している。

彼がブルズを去った時、私はジェリー・ウェストに言ったんだ。『彼をここに連れてこい」と。ジェリーは『トライアングルはやりたくない』と言っていた。私は、ただ彼を連れてこいと言った。彼のような人間をチームの頭に置けば、誰だって従うようになる。ご存じの通り、彼がチームに加入してからというもの、誰も私たちを止められなくなった」。

また、ジャクソンが初めてレイカーズのHCの職に就いた際のリクエストの一つと、それが彼のプレイに与えた影響についても分かち合ってくれた。

彼は私にこう言った。『君は私がこれまで見てきた中でも最高のビッグマンだ。今年は私の願いを聞いてくれ。ラップのビデオもCMも何もなしだ。私が思うようなプレイをすれば、君はMVPになることができて、優勝も夢じゃない』とね。それで私はこう返したんだ。『わかった、1年間そうしよう』ってね。それが功を奏した。そしてそれを2年目も、そして3年目も続けた。彼の持っていたレジュメの破壊力はすさまじかった。彼は自分が何を言っているか知っていた。だから、皆が彼のことを心の底から信じていた」。■

“Robert Horry Blames Phil Jackson For Kobe-Shaq Feud”(CBS Los Angels)
JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

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