「ルーク・ウォルトン・オールスターズ」に渡邊雄太が選出!

ESPNのザック・ロウが毎年選出する、ジャーニーマンやNBAに生き残るべく戦ってきた選手を称える「ルーク・ウォルトン・オールスターズ」。第10回となる2021年、トロント・ラプターズから渡邊雄太選手が選出された。

Source: “The Luke Walton All-Stars — 10 players who starred in their roles in 2021”(ESPN)
NBA CAnada(Twitter)

ザック・ロウによる渡邊選手の紹介部分を抜粋。内容は以下。

過去2シーズン、主にGリーグのメンフィス・ハッスルで過ごした渡邊は、ディフェンスを自分代名詞として、疑り深いNBAエグゼクティブが注目するようになった。渡邊は、長身で力強く、教科書通りのフットワークを持っている。「少しでも出場時間を増やすためには、ディフェンスをしなければならないと思っていた」と渡邊は語る。Hustleでの渡邊は、優れたプレイメーカーであることを証明した。彼はゲームを見て、読み取る。英語をほとんど知らなかった渡邊が日本を離れ、コネチカット州にある強豪校、セント・トーマス・モア・スクールでプレイし勉強することになった時、この言葉がほとんど共通言語のように使われた。「コートの上にいることは、コートの外にいることよりもずっと楽だった」。

ディフェンスとパスだけでは、NBAに呼ばれるには不十分だった。渡辺はグリズリーズでの2シーズンで279分しかプレイしていない。メンフィス・ハッスルでHCを務めていたジェイソン・マーチは、「ミスしてもいいからシュートを打ち続けろ」と渡邊を駆り立てた。

自信を失ってしまうこともある」と渡邊は言う。

ラプターズでは40.4%の確率でスリーポイントを決めており、シーズン終盤にはさらに大胆な挑戦をしている。彼はボールを巧みに操り、チェンジオブペースのドリブルやフェイクハンドオフなどのトリックを使ってデイフェンスのバランスを崩す。

ラプターズは先月、渡邊に報い、2-Way契約を解除し、来季180万ドルの無保証の本契約を結んだ。しかし、本契約を得てもなお、渡邊の取り組む姿勢が衰えることはない。

最近、ホテルの大広間で行われたミーティングでは、渡邊があまりにも必死になっていたため、あるベテラン選手が「トーンダウンしようか」と声を掛けたと、ラプターズのニック・ナースHCは話した。他の選手たちは、渡邊選手を励ましながらMTGを続けた。MTGの最後にハドルを組んだ時、「チームは『1-2-3, 雄太!』と叫んだ」と、ナースHCは振り返る。

チームメイトは、渡邊の最近の髪型を馬鹿にしていた。サイドともみあげを刈り上げ、トップを長くしている。しかし、渡邊が「これは日本で流行っている髪型だ」と言うと、彼らは黙ってしまった。「ちゃんと分かってやっているよ」と彼は言う。

日本で愛されている渡邊は、NBAに定着すればその名声はさらに高まるだろう。「私はまだ多くのことを証明しなければならない」と彼は言う。「来年のことは保証できない。でも、これが始まりであることを願っている」。■

JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

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