レイカーズのケミストリーはNBAで今まで経験したことのないものだと語るアンドレ・ドラモンド

アンドレ・ドラモンドがレイカーズで初めて勝利の文化を味わっていることは明らかだ。

Source: “Andre Drummond says the Lakers’ chemistry is unlike anything he’s ever experienced in the NBA”(Silver Screen & Roll)

アンドレ・ドラモンドがロサンゼルス・レイカーズに加入した時から、彼とマーク・ガソルは、敵ではないにしても、少なくとも競争相手として見られる傾向があった。伝統的なセンターのために用意された限られた出場時間を巡ってぶつかり合う2人のビッグマン、という位置付けだった。

しかし、ドラモンド自身はそうは考えていない。レイカーズに加入してから最も助けられたチームメイトは誰かということについての少々意外な告白をしたことで、その視点が明らかになった。

マークは、第3センターや第2センターへ役割が移っていったにもかかわらず、私がここに来てから最も大きな助けとなってくれた。ゲームにおけるディフェンス面やオフェンスにおけるスペーシングについて、私はいつも彼のところに行き、彼に質問している」。

王者としてのプライドを持ち、またキャリアの中で長年スターターとして活躍してきたガソルは、ドラモンドが加入した当初、彼のためにベンチ入りしたことに不満を感じていたが、すぐに別の見方をするようになったという。ガソルは、新しいチームメイトを助けるだけでなく、チーム全体がそれぞれの役割や出場時間を気にせず、もっと勝利を目指すべきだと声を上げた。ドラモンドは、ガソルの助けに感謝していると話し、ベテランのガソルのためにベンチ入りした瞬間も、サイドラインで誰よりも大きな声でチームメイトの成功を応援し、拍手を送る姿が見られた。

彼のゲームを尊敬しているし、何年も彼と対戦する機会があり、勝者になるために必要な知識を得ることができた」とドラモンドは言う。「コートの両端でチームを助けるために自分が何をすべきかについて、彼から洞察を得ることができている。彼は自分にとって、非常に有益な存在だ」。

“Frank Vogel says Marc Gasol will miss ‘a couple more games’ while LeBron James remains out indefinitely”(Silver Screen & Roll)

昨季、レイカーズがバブルの時期に見せた自慢のケミストリーだが、今年は周りにいるカメラの数が大幅に少なくなり、リーグのセーフティー・アンド・ヘルス・プロトコルにより、チームメイト同士が公の場で一緒にいる機会も少なくなった。

しかし、その強いケミストリーは、お互いに一緒にいる時間が少なくなっても、ドラモンドが以前のチームとの違いを感られるほど存在している。ドラモンドは、レイカーズへの道のりとキャリアにおける現在地についての必見の特集の中で、The Ringerのミリン・フェイダーに「これほどまでにチームメイトとの絆が深まったことはNBAに入ってから今まで経験したことがない」と語っている。

年齢とともに知恵がつく。ドラモンドは今、心地良さを感じている。彼は、今でこそ流れに身を任せられるようになったとはいえ、完璧主義が自分の原動力の一部であることも理解している。だからこそ、新しいチームのシステムに慣れるのに苦労し、最初の5試合のうち3試合で4点以下を記録した時、彼は自分自身に苛立ちを感じていた。完璧主義がまた顔を出していた。喜びと常に共存しているもの。彼をより良く、より強くするために後押しするもの。

「それは、私が気にかけているからだ」と彼は言う。彼のチームメイトもそうだ。ドラモンドは、レイカーズにはバスケットボールにとどまらない勝利の文化があると話す。彼は、新しいチームメイトが練習以外の時間にもいつも一緒にいることに気づいた。「彼らは何でも一緒にやるんだ。食事に行くのも、ロッカールームで隣り合わせになるのもシンプルなことで、常にコミュニケーションを取っているんだ」。”

“Andre Drummond is excited to start playing with Anthony Davis”(Silver Screen & Roll)

これは、新加入の選手がこの状況をどのように見ているかという意味では、非常に明快な声明だ。このレイカーズのチームは、昨季のチャンピオンというような無形のケミストリーやつながりを持っていないのではないかと外部から心配されることもあるが、ドラモンドは新しいこの状況に入ったばかりの人間として、十分に愛を感じているようだ。プレシーズンにラスベガスに行くこともなければ、飛行機の中やそのほかの場所で一緒に過ごす時間が少なかったりして、昨季のチームほど絆を深められなかったとしても、彼らがとても親しいことは明らかだ。

短縮シーズンであり、またケガに悩まされた年でもある今季、ほとんど一緒にプレイできなかったロスターにとって、それで十分なのだろうか? それはわからない。しかし、もしレイカーズが早くシーズンを終えたとしても、それは親しさの欠如が原因ではないことは明らかだ。このグループはお互いのために全力を尽くしており、彼らのタイトルを守るためにコート上でそのケミストリーを発展させていくだけなのだ。■

JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

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