49点のトリプルダブルを達成して傷ついたブルックリン・ネッツを救ったケビン・デュラント

2年前。ブルックリン・ネッツは、NBAファイナルでアキレス腱を断裂したばかりのケビン・デュラントと契約を結び、彼がブルックリンを牽引できると信じていた。ブルックリンのシーズンがかかった火曜日の夜、ミルウォーキー・バックスとのイースタン・カンファレンス準決勝の第5戦で、デュラントはネッツの彼への信頼が正しかったことを証明した。

Source: “Kevin Durant posts 49-point triple-double to save ‘wounded’ Brooklyn Nets in Game 5”(ESPN)
Photo: “This was an all-time performance from Kevin Durant”(New York Post)

デュラントは火曜日の夜、間違いなく自身のキャリアの中でも最高のパフォーマンスを見せてくれた。デュラントが48分間フル出場を果たし、23本中16本のシュートを沈めて49点、17リバウンド、10アシストを記録したネッツは114-108でミルウォーキーとの接戦を制し、3-2とシリーズ突破に王手をかけた。

デュラントは試合後、「何も考えず、ただ一つ一つのポゼッションを大切にした」と語った。「一つ一つのポゼッションをものにしようとした。何点取ったかとか、シュート数、リバウンド数、アシスト数などは考えていなかったよ」。

というよりも、『それぞれのポゼッションで、私がやるべきことをやらせてくれ』という感じだった。それこそ、私が常に行っているアプローチなんだ」。

ネッツのデュラントは、この試合で全てのポゼッションで必要とされていた。第4戦の第2クオーターに負った右足首の捻挫によりカイリー・アービングが第5戦を欠場し、ジェームス・ハーデンは第1戦の開始43秒でハムストリングスを痛めて以来初めてコートに立ったことで、ブルックリンが勝利するためにはデュラントの特別なパフォーマンスが必要だった。

そして、デュラントはまさにその特別なパフォーマンスを見せてくれた。デュラントは試合開始早々、ミルウォーキーがリードを奪った後、ヘッドコーチであるスティーブ・ナッシュに「あなたが必要とするなら、私は(コートに)残り続けても良い」と言っていた。その結果、ナッシュはデュラントをコートに残し続けることを決断し、ブルックリンがハーフタイムの16点差から這い上がるのに貢献し、シリーズの主導権を奪い返した。

彼ができることは、本当にありえないことなんだよ」とナッシュは語る。「アービングを失い、ジェームスは明らかにケガに悩まされていた。我々の体は壊れかけ、傷ついている。彼のタフネスとメンタリティーこそが、彼を偉大な選手の一人にしているのだと思う」。

これはケビンを代表するパフォーマンスであり、見ていて美しいものだった」。

Twitter: Rob Perez @WorldWideWob

バックスにとっては、それは美しい光景などではなく、シリーズで3回目の敗北を喫した彼らはバークレイズ・センターを後にした。しかし、ブルックリンが大部分を支配した第1戦、第2戦とは異なり、この試合ではミルウォーキーが大部分を支配していた。

第1クオーターに2桁のリードを奪ったバックスは、第3クオーターに入っても余裕を持って試合を進めていた。しかしブルックリンは、デュラントが第4クオーターにスイッチが入るまで、ベンチから35分間の出場でスリーポイント7本を含む27点を奪ったジェフ・グリーンのセンセーショナルなパフォーマンスと、ブレイク・グリフィンがスリーポイント3本を含む17点を挙げたことで、試合を優位に進めることができた。

3クオーターを終えて87-81とリードを保っていたミルウォーキーは、第4クオーターで21点を奪取した。しかしデュラントは、残り50.5秒でショットクロックのブザーと同時にタフなスリーポイントをねじ込みネッツに4点のリードをもたらすなど、第4クオーターに20点を奪って見せた。

“This was an all-time performance from Kevin Durant”(New York Post)

バックスのスター選手、ヤニス・アデトクンポは、バックスがデュラントのペースを落とすにはどうしたら良いかと聞かれ、「ただタフにするしかない」と答えた。「史上最高のスコアラーの一人であることは明らかだ」。

タフだ。彼は今、世界で最も優れた選手だ。我々はチームとして彼を倒さなければならない。チームとして彼をガードし、今夜のように彼にタフショットを打たせ、我々は自分たちの仕事を続けなければならない。そうして、彼のシュートが落ちることを願うしかない。でも、自分たちの仕事を続け、一丸となって彼を守り、ヘルプを示し、守りをタフにし、フルコートで彼を守り続けなければならないんだ」。

しかし、結局のところ、彼は信じられないような仕事をしてのける。世界最高の選手であり、世界最高のスコアラーだから。彼は今夜のように50点近く奪う活躍をする夜もあるが、我々が彼をできる限り封じ込め、自分たちが勝てるチャンスを得られる夜もあるだろう」。

このシリーズの最初の5試合で各チームが行ったように、ネッツは第5戦でホームを守ることができた。そしてブルックリンがそれを実現できたのは、デュラントが、チームが最も必要としている時に、彼の伝説的なキャリアの中でおそらく最高のゲームをしたからだ。

しかし、ネッツがミルウォーキーに向かい、木曜日の夜に行われる第6戦について、デュラントは再びコートに戻ることを単純に楽しみにしていた。

正直に言うと、私はパフォーマンスをランクづけしたり、見たりすることはない。一度起こったら、前に進み、もう一度できるかどうかを考える。このゲームの一部となれて楽しかった。私のキャリアの中で、同じように楽しいと感じられたゲームはたくさんあった。振り返ってみれば、またそのことについて話すことができると思うが、今は勝利できたことが素晴らしいことなんだ」。■

“James Harden is a Nets hero for playing on one leg”(New York Post)

JJ
I Stan Basketball. / Started watching NBA since 2003 / A Big Fan of LeBron & Lakers / An Alumnus of University of Tsukuba / An Editor / A Blogger

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